音楽ストリーミング、何を使おうか?

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表題のとおり。いや別に大した記事ではないのだが。なんとなくまとめておきたくなったので。当初Twitterで呟けばいいやと思っていたのだが、書いているうちにだんだん長くなったのでこちらで。

Amazon Music HDやmora qualitasがサービス開始したのを機に、今まで不満を抱きつつ使用していたYouTube Music Premiumの乗り換え先探しを始めた。比較対象として、前々から気になっていたSpotify Premiumも同時並行で試してみた。試用し始めてしばらく経ち、そろそろ無料期間も終わるので、それぞれのサービスの感想を述べる。

この記事が、どのストリーミングサービスを契約するか悩んでいる方の助けになれば…などと普通はそう書いて導入を締めるところだが、もともとツイートで済ませようとしていた内容ということもあり、そういうことは一切考えずに書きましたごめんなさい。

YouTube Music Premium

良い点

  • YouTube Premiumのおまけなので実質無料。
    → これに尽きる。旧YouTube Redの機能が使いたくてYouTube Premiumを契約したら、おまけでついてきた。

悪い点

  • YouTubeとYouTube Musicでプレイリストを共有しているため、プレイリスト数が増えてごちゃごちゃになる。
    → せめて「このプレイリストはYouTubeでのみ表示する」「これはYouTube Musicでのみ表示する」などという設定があればいいのだが。
  • 曲をプレイリストに追加しようとしても、目的のプレイリストが一覧に出てこなかったりする。
    → 場合によってはライブラリのプレイリスト一覧にすら出てこないことも。数ヶ月前にフィードバックを送ったのだが、一向に改善の兆しはない。
  • (Googleのサービスにも関わらず)検索精度が低い。
    → 今のYouTube MusicはGoogle Play Musicからの移行期のため、聴きたい曲が検索結果に出てこないのは単に検索精度が低いからなのか、それとも本当にまだYouTube Musicでは配信されていないのかが分からない。これも数ヶ月前にフィードバックを送ったのだが治っていない。
  • 最高音質がAACの256kbpsであること。
    Google Play Musicは320kbpsだったのに(しかも、このページを見る限りでは聴き放題の曲も、高ビットレート時はAACよりも音質的に有利なMP3の可能性が高い)。なお、Amazon Musicの非可逆圧縮(Amazon曰くSD)Spotify Premiumの最高音質はともに320kbps(コーデック不明)。

Amazon Music HD

良い点

  • Amazon Music Unlimitedを内包しているため、ロスレスで提供できない曲も非可逆圧縮とはいえ聴ける。
    → mora qualitasの場合、ロスレスで提供できない曲は配信していないので他のストリーミングサービスと併用する形になると思うが、Amazon Music HDならこれ一つで完結する。
  • mora qualitas (~96kHz/24bit) と同じ値段で音源のスペックが高い (~192kHz/24bit)。
    → なおプライム会員なら割引があるのでmora qualitasより安くなる。
  • Androidアプリにおいて、ライブラリのページを開いたままアプリを閉じれば、次回アプリを起動した際にもライブラリが表示される。
    → これは地味に大きい。Google Play Musicも同じ仕様だったが、Spotify、YouTube Musicはこのような仕様ではない。

悪い点

  • WASAPI排他、ASIOに非対応。
    → これはハイレゾストリーミングのサービスとしては残念。せっかくの192kHz/24bit音源も、HEOSなど限られた環境でしか生かされない (ビットパーフェクトで再生できない)。 → 2020/07/11追記: ようやく排他モード(おそらくWASAPI排他)に対応したようだ
  • プレイリストの挙動が不安定
    → プレイリストに入っていない曲を追加しようとしても「この曲はすでに追加されています」などと言ったメッセージが表示されることがある。傾向的に、プレイリストに曲を次々入れていった時に起きやすい印象がある。一度そのようなことが起こったプレイリストはもうダメで、曲の並び順がめちゃくちゃになったりプレイリスト内で曲が増殖したりする。
  • アルバム内の曲をまとめてプレイリストに追加できない。
  • 「オフライン」を選択するとAmazon Music以外のローカルに保存された音楽までごちゃまぜで表示され、これを回避する方法はない。
  • 曲名問題が未だに解決しない。
    → 詳細は以下の記事にて。聴きたい曲が聴けないのは音楽サービスとしては致命的。Amazon Music HDは良くも悪くも、「聴きたい曲をいい音で聴ける “かもしれない” サービス」だ。すべての曲がロスレスで配信されているわけではないのは仕方のないことだが、ロスレスで配信されていたとしても、その曲が正しい音源なのかは分からないし、正しい音源だったとしてもある日突然正しくない音源にすり替わっている場合もある。

mora qualitas

良い点

  • WASAPI排他、ASIOに対応。
    → Amazon Music HDでは対応していないので、ハイレゾストリーミングサービスとしては大きな強み…といってもこれに関しては対応してるのが当然で、むしろ対応していないAmazon Music HDの方がおかしいのだが。
  • アプリが割と安定している (YouTube Music、Amazon Music比)。

悪い点

  • ロスレスで提供できない曲は配信していないので曲数が少ない。
    → その上Amazon Music HDではロスレスで提供できている曲もmora qualitasでは配信されていなかったりする。
  • 96kHz/24bitまでしか対応していない
    → 同価格のAmazon Music HDは192kHz/24bitまで対応。
  • 検索のレスポンスが微妙。
    → 検索ボックスに文字を入れてから結果が出るまで少し待たされる。

Spotify Premium

良い点

  • AndroidアプリもWindows(UWP)アプリもUIが良くて使いやすく、かつ安定している。
  • Spotify Connectが便利で楽しい。
    → 同じアカウントでログインしているすべての端末で再生状況が同期される。手持ちのAVアンプ、RX-V781もこれに対応しているため、PCからでもメインスマホからでもサブスマホ達からでも、その時一番便利な端末でAVアンプに再生指示を出せる。あとAVアンプがSpotifyに対応しているということは、WASAPI排他とかASIOとか余計なことを考えなくてもよくなる。しかも、場合によってはLANは必要ではない。外でSpotifyで聴く場合は、BluetoothレシーバーモードにしたWalkman ZX300にメインスマホを接続して聴いているのだが、曲選びはサブスマホからでも行える。

悪い点

  • 特になし。
  • 強いて言えば、Amazon Musicのようにアプリを開いたらライブラリが表示されるようになればありがたい (最近聴いたプレイリストならトップページに表示される)。

まとめ

YouTube Premiumの契約は続けるのでYouTube Music Premiumを解約することはない(できない)が、プレイリストの問題が解決しない限り使うことはない。mora qualitasは曲数が少ないのでこれは継続しない方向。残ったAmazon Music HDとSpotify Premiumに関してはもう少し悩む。Amazon Music HDはいい音だが、いかんせん聴きたい曲が聞けないのは玉に瑕なので、最近はもうSpotifyしか使っていない。なのでこのままSpotify Premium継続がベストな気がする。Spotifyがハイレゾストリーミングを始めたら、もはや何も迷うことがない。

「YouTube Premiumを契約しているならGoogle Play Musicを使うという手もあるのでは?」とか「Apple MusicやLINE MUSICは?」とか思う方もいるかもしれないが、Google Play MusicはYouTube Musicに吸収されて死にゆく運命だし、他のサービスに関しては契約するメリットが感じられない。というのもSpotifyを試したのはRX-V781が対応しているからだし、Amazon Music HDとmora qualitasはハイレゾ音源を聴くためだ。AVアンプが対応していなければハイレゾでもないサービスを契約することのメリットが感じられないので、これらはスルーした。

井戸水

ガジェット、オーディオ、映画館が好きな情報系の大学生。

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