Google Play ブックスがSDカードへのダウンロードに対応
2021年2月13日追記: この記事は当初 SD カードへのダウンロードにひっそりと対応していたのを発見したことについて書いていたが、ついに正式対応した。
公式サイトにも明記されるようになった。
新しくダウンロードしたコンテンツを SD カードに保存する
準備
- SD カードは「内部」または「ポータブル ストレージ」としてフォーマットする必要があります。設定と機能はスマートフォンによって異なります。詳しくは、デバイスのメーカーにお問い合わせください。
- Play ブックス アプリの最新バージョンが必要です。Play ストアでアプリを更新できます。
- SD カードに十分な保存容量があることを確認してください。
書籍を SD カードに保存する
- Android スマートフォンまたはタブレットで、Play ブックス を開きます。
- 右上にあるプロフィール写真またはイニシャルをタップします。
- Play ブックスの設定 をタップします。
- [新しい書籍を SD カードにダウンロードする] をオンにします。
ヒント: Play ブックスから書籍を SD カードにダウンロードできない場合、内部ストレージに自動でダウンロードされます。
書籍をダウンロードしてオフラインで読む – Android – Google Play ヘルプ
そのため、以下の内容は古いバージョンの Google Play ブックスにおける話となる。SD カードへのダウンロード機能が正式な機能として設定項目に組み込まれたので、以前のように無断で SD カードが使用されてしまうようなこともなくなった。
Google の電子書籍サービス、Play ブックス。この Android 版アプリには一つ残念な点がある。それはダウンロードの保存先に microSD を選択できないことだ。筆者は Play ブックスの他にも Amazon Kindle やソニーの Reader、DMM ブックスも利用しているが、これらは全て microSD にダウンロードすることができる。
だが Play ブックスにはそんな設定はなく、問答無用で内部ストレージに保存される。電子書籍を何冊か買っていると平気で数 GB ~ 数十 GB 消費するので、内部ストレージが少ない端末では少し苦しい。筆者のメインスマホは 64GB なので、数 GB の本は存在感が中々大きい。
そんなメインスマホだが、数日前に初期化を行った。初期化後に Play ブックスで本をダウンロードし、その後なんとなく内部ストレージの使用量を確認したところ、Play ブックスの使用量がやけに少ない。以前はアプリとデータで 3GB 程度消費されていたのに、57.49MB しかない。
ダウンロードした電子書籍はどこに行ったのか。ダウンロードに失敗した可能性を疑い、本をいくつかランダムに開いてみたが、問題なく普通に開くし、ダウンロードをし直している様子もない。もしやと思い、microSD を確認してみると、Play ブックスのフォルダが 2.73GB 使用している。
これは Play ブックスが microSD へのダウンロードに対応したと見ていいだろう。だが問題は、そもそも microSD にダウンロードする設定をした覚えがないことだ。以前は確かに何の設定もなく内部ストレージにダウンロードされていた。アップデートで microSD へのダウンロードに対応し、デフォルトで microSD が選択されているのかと思って設定を確認してみたが、ストレージ選択の設定は見当たらない。
恐らく十分に容量がある microSD が挿さっていれば、勝手に使うといった感じなのだろう。未検証だが、初期化後に挙動が変わったところを見ると、恐らくPlay ブックスの既存ユーザーもアプリのデータ消去なり再インストールなりで microSD が使用されるようになるかもしれない。
この仕様変更を知らない人は、microSD の使用量が一杯になっても Play ブックスに容量が圧迫されていることに気づけない可能性もある。ユーザー側で設定できずに自動で microSD を使われるのはいただけないが、Play ブックスの欠点である microSD を使用できないという弱点は、これで解消されたように思える。単なる Google の気まぐれかミスでないことを祈るばかりだ。